天職とは、あなたに合っていて、自らやりたい仕事。

今年の誕生日が来ると62歳になるのに、やりたいと思う仕事が多すぎるのが幸せでも、あり、困ったものでもある。とは、この2〜3年の問題事でもありました。

 

天職とは、あなたに合っていて、自らやりたいと感じる仕事。

迷ったときはそれを心に聞いてきた。

 

正確には、1991年にロンドン移住を決めたとき、うまく行っていたコマーシャルの仕事や舞台美術、デパートの空間装飾や化粧品のパッケージデザインなど。全部やめてロンドンに着いたときは、まさか、ガーデニングに出会うなど、知る由もない。

 

The gardening is an art form  ….. Tuned to Nature

 

私のガーデニングへの天職が決まったのは、この言葉との出会いから。

 

でもはじめは、中世古典絵画が心の拠り所だったので、まずは、そちらから。

フランドル絵画などを猛然と勉強したのよぅ!

 

その後、東京で雑誌やテレビ関係の仕事をしている友人たちから「今どうしてるの!?」答え「ガーデニング」が、面白がられ、それを取材するという、メディア縁ができる。取材というチャンスから、ベスチャトーさん他、世界人間遺産のようなガーデナーと出会った。幸運であった。

 

多大なる影響を受けた。そうこうするうちに、庭のデザインをすることになる。

舞台やディスプレィデザインの杵柄をベースに植物との付き合いが本格化。

 

庭の仕事は、植物という生き物との付き合いなので、やりたいことが減るということは絶対にない。むしろ、年々増えるばかりです。理性的に、減らさなきゃ!は、念頭にありますが、アイデアはむしろ、40代のときより、50代のときよりも、クリアなので、良い結果を生む自信もあるのに、新たに依頼のあったガーデンデザインのプロジェクトをお断りせざるをえず。心苦しい数年でした。

 

気ままに時間を使うことができず、いつも、いっつも、次の2〜3分を短縮して次に行くにはどうしたらいいかを、考えてきた。….なので、楽しいおしゃべりが長くなりそうな友人とは、なかなか会えなかった。なので、夜、ゆっくり食事でも、などとアポイントをできるのは三ヶ月に一回実行できれば良いほうで。

 

日曜祝日盆暮ほぼなく、仕事をしていました。

 

——さて、そんな前置きが長くなりましたが、このたびは、少し、残念なお知らせになることを、お許しください。

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Shade YOSHIYA KEIKO駒場ガーデンを、2018年7月31日をもちまして、閉店させていただくこととなりました。

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私にとってShadeは、準備期間も入れると、およそ6年間にわたる特別な活動でした。その間、それまでの私の軸となっていた花と緑のデザインの仕事は、かなり、セーブしながら、それでもどうにか、限界いっぱいに頑張ってきましたが、基本的に母親業と主婦業、最近は、母親業が終わりそうと思ったら、新たに親の介護関係も加わり、本や雑誌の著述業や、講演を主体とする活動、ありったけの情熱をかける旅の企画….のほか、其処に繋がる思いを綴るため、思いのほか、多大な時間をブログにも費やしており…。

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なので、それぞれの仕事の濃度を考えると日々、疑問も大きくなっていました。

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やりたいのは、やまやまでも。

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還暦をすぎて、脳裏をかすめていたのは

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「二兎追うものは一兎も得ず」

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いえね、二兎追う天職もあり!

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などと、不遜な気持ちがなかったわけではない。

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でも、どっちかに絞れ!も天の声だったか。今後は、生きた草花と庭のクリエイションに集中していきたいと、その思いが強くなるばかりでした。

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ただし、現時点でShadeの存在が、7/31に突然消えてしまうのではなく、今後も、少し形を変えながら、わずかながらでも、みなさまとのつながりがゼロにならない方法を模索をしていきます。

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ここにあらためて、これまでの、みなさまの温かいご支援への大きな感謝と、そのおかげで、5年以上にわたり、Shadeの店舗を営業してこられましたことを厚くお礼申し上げます。

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そのご愛顧に、心から感謝申し上げるとともに、みなさまのますますのご健勝をお祈り申し上げます。

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吉谷桂子

2018年6月 吉日

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今月のお店のお休みは、以下の通りです。

不規則で申し訳ないのですが、なにとぞ、よろしくお願いもうしあげます。

Shade YOSHIYA KEIKO 駒場ガーデン

〒153-0041東京都目黒区駒場4-1-21  03-6407-0032

 

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