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2017年5月6日

イングリッシュ・ガーデンの今を体験しに

昨日の西宮市のトークショウでは、午後の部で、もっとじっくりお答えしたい質問をいただきました。(写真は、はままつフラワーパーク)

 

話題にするチャンスでもあり、良い質問をありがとうございました。

 

頂いた質問の文言を、正確には再現できていないかもしれませんが、意味としては

「イングリッシュ・ガーデンのブームが終わった今、今後は和洋折衷など、新しいスタイルがでてくるでしょうか?」というようなご質問でした。

 

ちょっと前になりますが、ビズ誌の休刊にともない「これで、イングリッシュ・ガーデンのブームが完全に終わった」と言った人もいました。

 

私は、そのように思いませんが。マスメディア的な意味では、ブームは、とっくに終わっているのは事実ですね。イギリスの庭を紹介する番組なども。とっくに消えたような。

●メディアの扱いテーマとしては、ブームは確かに終焉した。

でも、愛好家はそのまま存在すると考えます。花を愛するひとのすべて。花は廃れない。

●イングリッシュガーデン=ステレオタイプに語れない形になりつつはある。(温暖化の影響もあり)

 

多分、ある意味、日本人が考える固定的なイングリッシュガーデン(バラや花が溢れたり、アンティーク調の家具雑貨が配置されるような)ものは、たしかにひとつの時代のトレンド。それはイギリスでは終わっているけれども、新しいタイプのイギリス庭は、いまひとつ、日本で受け入れられていない?これも憶測ですが。まあ、ちょっと、わかりにくいです。

 

でも、私のイングリッシュ・ガーデンは、永遠不滅。姿カタチもいろいろで。たとえば、ベス・チャトーさんの庭は、永遠不滅。1990年代の時点で、実は時代を超越していると思っていました。いまは、ある意味それが実証された状態とも。チャールズ皇太子の庭も永遠不滅。でもあれは本物を見た者にしかわからないかも。そして、ウルトラモダンなデザインも楽しみ。

 

たしかに、1990年代に台頭したのは、20世紀のスタイルを持ったイングリッシュガーデン。

 

で、確かに今は、それはスタイルとしては、過去のものになりつつあります。シシングハーストやグレイトディクスターはその典型ですが、

 

でも実は、それも、個々をよく見ると、少しづつニュースタイルになっている。

 

21世紀を代表する庭として、有名なのは、トムスチュワートスミスさんのデザインしたブロートングランジなど。個々にはもっといろいろある!

 

今は、まさに21世紀のイングリッシュ・ガーデンが出そろい始めて、前とは明らかに違う。

 

そのことには、それほど注目されていないのかも。でも、私はブームとは関係なく猛烈に注目し続けている。いうなれば「草花の庭」のあり方。

 

それは、建築の様式と同時に変化するスタイルのようなものでもあり。私自身の嗜好は、完全に21世紀なのですが、日本でのニーズがついてこないように感じているので、仕事の場面では、21世紀的な表現はしていない。「地味だウケナイ」と言われるだろうと用心しすぎてるかもですが….。

だからこそ、今度の駒場ガーデンは、そういう意味でも、21世紀を目指しています。ただし、まだ試行錯誤中。この春あまりにも忙し過ぎて、発注が間に合わなかった、考える時間も、作業の時間もなさすぎた。ただあるのは、もともとあった基本の考え方の踏襲と、売れ残りで手に入った苗(発注は前年にしなくてはいけないのに、3月でかなり遅かった)。

 

今年の7月1日に計画しているガーデンツアーも、最初の目的地が、

 

21世紀ガーデン。Piet Oudlf氏のデザイン。

 

自分が今、一番観たいのが、オランダ人のPiet Oudlf氏だったりする。でも、Piet さんは、オランダ人だから、本当は、ホランディッシュ・ガーデンというのが正しいのかな?

そこはちょっと難しいのですが、やっぱり、イギリスにおける庭。それも、私は、やっぱりPiet Oudlf デザインが気になる。

 

そういう意味では、2015年のガーデンツアーで尋ねたフランスのLE JARDIN PLUME も21世紀的だった。モネの庭は20世紀初頭の庭だけど、これまた永遠不滅。

 

はままつフラワーパークにも、ちょっとづつ、そのムーブメントを入れつつあります。

ホルデューム・ユバタム(シュバタムと発音する人もあり)を植えたしねぇ。

もう20年以上も前からも始まっている潮流だし。自分が好きだし。だから好きにしたら良いと思うのですが。ブームを無視するようなことはしないけれど。

 

でもこれからの潮流は、それはなにかというと、より自然で、自生植物的で、ロウメンテナンスを目指したもの。イングリッシュガーデンの「ブームが終わったら日本庭園のブームがくるかというと、それもあるかもしれないけれども、そういう問題ではなく、今後も選択肢は広がる一方ということ。

 

また、時代を超越するような庭とは、どうあるものか。も、常に見定めながら、とにかく、ですね。これは求道。自分にとっての庭の真理を探すような旅。

美しい「植物」という存在。それらを生かして空間を作る。生きた植物の力を借りて作る絵画的な世界。そこに多少は流行もあるでしょうけれども、スタイルを変えながら永遠不滅。

(今回のツアーで訪問予定の20世紀を代表する庭ヒドコート)

 

ぜんぜん終わらない。それをもっとも効率よく学べる国は、やっぱりイギリス。フランスやオランダにもありますが。100年以上の伝統あるチェルシーフラワーショウだったり、ハンプトンコートフラワーショウのようなフラワーショウは世界中ほかに類を見ないと思う。オランダのフロリアードなども、規模は大きいけれど、見学満足度は段違い。

イギリス以外にも、素晴らしい庭はいっぱいあるのですが。

ですが。やっぱり、イギリスに戻ってくる。

今回、訪問予定のYork Gateは、私は行ったことがなく、これまた新たな世界。

Scampston Walled Garden は、今のガーデンの潮流を確実に伝える庭。

(上の写真は、二枚とも、舘林正也氏提供)

 

迷っている方がいらっしゃったら、ぜひ!ご一緒に。北イングランドは、あまり簡単にいけないので企画も難しかった。今後も、南や西のガーデンは行きやすいのでツアーはほかのツアーでも企画されると思いますが、北イングランドは千載一遇のツアーとなること請け合いです。北イングランドの、気持ちのいい7月の風を体験していただけたらと思います。

 

旅のお問い合わせは、こちらまで。tabi/ab_tour/617707/

 

 

 

 

2017年5月6日

ゴールデンウィーク2

ゴールデンウィークも明日で終わりですね。

 

西宮北口ハウジングギャラリーにおいでくださった皆様。ありがとうございました!

Shade look のお洋服の方が見えた時は、一層、嬉しかったです!

 

やはり、いいですねぇ。明るい草花の色の服は。

先日の北海道ではピンク系でしたが、今日は雨・曇りで空色が重いので、黄色にしました。

昨日のはままつフラワーパークでは、前回に引き続き、ピンク。本当は、フジに合わせて、藤色かと、迷ったのですが、やっぱり新作で。

中に着ているシャツは、アリウムの花に思いを寄せたポルカフラワーのシャツ。

前回の景色のイメージが強かったからですが、今はまるで違います。

「めっちゃキレイやなあ!」と、若い子たちの叫び声。嬉しい!

ここに佇むなら、白シャツ、白パンツ、白いドレスもいいですね。

ゴールデンウィーク・セールに出ている刺繍のTシャツも!

この感じにぴったり。この後もしばらくピンク&パープルフラワーは続きます。

はままつフラワーパークは、連休の終わる明後日以降もきっと美しいので。少しお客さんのいなくなる時間帯。午後4時頃からの光が美しいので。ぜひ、花いろの服をきてお出かけください。