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2017年9月18日

この秋、少しイタリアの気分で

1990年代に入って、イギリスに住む直前までは、イタリアに移住することを考えていました。

イタリアが好きで、旅行会話程度ですが、イタリア語も勉強したし、今も、レストランの予約やレストラン会話なら、どうにか、イタリア語でいけるんじゃないかと思うのですが、やはり、イタリア、イギリスともフランスともまったく違う、美しい独特の国。同じイタリアでも南か、真ん中か、北では全く違うのですが、そのイタリアへの関心が年々、個人的に、高まっています。

 

イタリア人のある方が、日本人の服装って、あまり、コローレがないわね。と言っていたことがあり、服装に色彩感がないということらしいのですが、たしかに、イタリアにいると、色彩のないコーディネートは避けたいと思う。そんなイタリアの色彩豊かな街ゆく人を眺めるような時間。ちょっと恋しく思います。

 

写真は、イゾラベッラ島 Isola Bella、北イタリアのマッジョーレ湖に浮かぶバロック庭園、ボッロメオ家の宮殿の庭園です。

1600年代に、ボロメオ伯爵が妻のために建てたという。羨ましくも、エレガンスが溢れる場所。

1996年頃に、雑誌ラ・セーヌの取材で、北イタリアの庭園めぐりで訪ねた ときの写真です。この間ぽろっとでてきた。ああこの時の服、はっきり覚えてる、モンタナのパンツに、ポールスミスのシャツ。このシャツのボタンがジョウロやシャベルなどガーデングッズだったもの。ヨーロッパの優雅な庭園にはピーコックが放たれていること多し。こういうところを探訪するツアーもいいなと思ったり。(当時は、ミラノの空港でレンタカーを借りて回りましたが、今、イタリアでレンタカー借りる元気はないので、ツアー以外ではマッジョーレ湖やコモ湖を回るなんて厳しいかも)

ミラノ、モンテナポレオーネのガラス工芸店。ほとんどがベネチアングラスだ。ここは、何度も訪ねたおしゃれ通り。しかし、ここも最後に訪ねてから10年以上が経過した。

20代後半のころに足繁く通ったミラノ。80年代。時代は、ポストモダンの全盛期。その本拠地がミラノだったことや、ポストモダンの旗手、エットーレ・ソットサスたちのもとで働く友人がミラノにいたので、居候を。でも、若かった。それでずっともっと本物のマダムになったらこの街に来たいと思っていました。

今、60代になったマダム。いかがでしょうか?

なんて。

ベネチアのホテルの部屋のシャンデリア。基本的に、子供の頃から培われた「バウハウス的ミニマリズム」が、自分の下地だったのに、1982年の渡欧でイタリアに夢中になったことから「バロック」的、装飾過剰主義が好きになっていった。昔はこういうシャンデリアとか好きじゃなかったんですが、年齢と共にカワイイ!とか言うようになっちゃって。

1986年に雑誌に掲載したアクセサリーのデザインBy 私。ハンドメイドで作りました。ほとんど、イタリアンバロックというより、バリ島バロック?ですが。自分では、シュールレアリズムを意識して、目玉とか…。メークは、JETの 山田さん。よくタッグを組んでいた。

ですから、舞台美術の仕事をしていた頃、米米クラブの出演したJALの沖縄キャンペーンのCFとか、その後、国バラに見る過剰装飾趣味が私らしさみたいな感じになったのか、自分でもよくわからなく思う部分があります。

なかでも、好きなのが、この絵。前回も登場しましたが、永久に影響されているのが、ボッティチェリの「春の比喩」1982年にイタリアに行った時は、写真撮影OKだった気がするのですが、当時は、ポジフィルムで写真を撮っているのでデジ化するのが面倒で。こちらは、古い古い画集から。

そんなイタリアへのオマージュを込めてこの押し花のブラウスがこの秋、登場していたこと。

ご存知でしたか?

こちらは、言わずと知れたベネチアのサンマルコ寺院。東西の文化が交わるビザンチン建築であります。

ところで、私がよく持ち歩いているビザンチン・ハンドバッグはドルチェ&ガバーナです。

ものすごい回数を持ち歩きすぎて、ビーズやスパンコールが剥がれてしまってきたので、もうこうなったら自分で過激に修復するかなと。70歳を過ぎたらこういうバッグをもっと持ち歩きたい。そう思って、今のうちからコレクションしてたんですが。磨耗してしまった。

それほど、過剰な装飾ではないけれど、一つのエッセンスとしたらやはり、イタリア的な。エレガンスを。香りとして。みたいな感じで。このブラウスにジーンズだって、フレアスカートだって合うのですが、着こなしの気分は少し中世イタリアの気分を重ねて。この秋の展覧会などへいかがでしょうか?

てへへ。

2017年9月17日

景観…淡路島にて….日月潭にて

淡路島から戻りました。淡路島というと、景観。という言葉が連想されるのは
淡路景観園芸学校があるからか。安藤忠雄氏の設計した淡路夢舞台があるからか、
景観を見ることを楽しみにしつつ、まずは、新神戸駅に夜19時過ぎに到着。
新神戸からは、19:36発の高速バスに乗って、淡路島へ。神戸の夜景を見ながら、明石海峡大橋を渡りました。
講演会の会場は、吉備国際大学でしたが、その前夜に宿泊したホテルの椅子がかわいかった。赤いユリの花の椅子。そこに赤いバラが差してあったのも…。
 イタリア製で日本人デザイナーの作品だそうです。よくできていて感心しました。
でも、コンディションダウンしたら、ヤダなあと、心配になるような危うさが、これまた、お花の宿命のようで。
久々に、眺めて楽しいプロダクトデザインでした。
部屋からの眺め。まさに景観を楽しむ構造。
朝起きて窓の外を見るとホテルの前に広がるのは、国営明石海峡公園。
まさに、ホテルの部屋(8階)から見るとランドスケープが楽しめます。
花の形に作られた花壇もかわいくて。
 
淡路夢舞台、安藤忠雄建築のランドスケープ。V の字になっているのがホテルの位置。
Vの右側に泊まったのでこの景色もよく見えました。
よく、ホテルの部屋から下の階の屋根がたいくつなコンクリートでがっかりしますが、屋上緑化がしてあるといいですね。
さっそく、見えていたコンクリート群のエリアに向かって歩いていきました。
あいにくのお天気でしたが、百段苑の最上階へ。
花が咲いてないのは、この9月という時期ゆえ。
雑草なく、整えてあったので、これだけでも大変だろうと思いました。
ここまで登ってくるのは、大変でした。とはウソ。
エレベーターでするするっと上がってこられます。
ひとりだったので、私の写真がありませんが
コンクリート打ちっ放しの空間で、緑色の服か、白か、赤もいいか、グレーもよし。
空間に合ったアウトフィットを選ぶのも、旅の楽しみですね。
果樹の森のシャツを持ってくればよかった。ホテルで過ごすなら。
コンクリートと豊かに茂る樹木のイメージを掛け合わせています。
少し夜景のイメージでネイビーもいいかしら。
行く先の、その場に合っている服のテーマ。考えると楽しいです。
さて、2月に計画をしている、台湾- 日月潭-台中-台北の建築を見るツアーは、庭から一歩進んで、美しい空間〜景色を鑑賞するアートツアーです。
その空間にマッチする、自分のコーディネートを考えるのも楽しそうです。(上の写真は日月潭)
……「普段の生活や、日常に、存在しない世界に行く」そこに佇むというか。
生きている時間のなかで、時々は 、また可能な限り、できるときに、ちょっとよいしょと立ち上がって。
実現したいこと。
なので、昨日は、講演会でお尋ねした淡路島ですが、どこに泊まるのも自由であったなら、ホテルを選ぶこと。
かなり重要と思っています。仕事で伺うにしても。ただし、ここでの時間。この青い椅子に座ってほとんど仕事していましたが。
この部屋は、日月潭のホテル。
ベランダにでて、鎧戸を開けると
この景色。実は淡路島にいて思い出していたのが、この景色でした。
今回の2月のツアーは、ラ・ルーに泊まるのが最大のポイント。
台湾に行く、というより、ラ・ルーに泊まる。
建築の空間に加え、窓の外に広がる景色が素敵です。
そこに身を置く。ライトグレーのアウトフィットはだいたいどこにでもフィットします。
色彩がないのもいいし、色彩があるのもいい。それはその人に似合う色調との調和で。
さて、台風が心配ですが、この後は気温が下がってくれるでしょうか?
いまのところ、9月20日に、花植え作業を予定しております。
その時に、このシャツを着て秋の光の下で作業ができたらなあと。(青いエプロンして)
このシャツの色調は、色白な方はもちろん、少し日に焼けた顔色(私だ!)で、目の色は、黒っぽくても茶色でも、どちらの色調(イエロー系、ブルー系)にも合う花色を選んで描いたコスモスの柄(青ピンク、オレンジピンク両方あり)、秋だけでなく冬の間も優しい風に揺れる風情できこなせたらなあと思っております。
2017年9月14日

ルネサンスの香り&来週のワークショップ予定

ルネサンスは、再生を意味するフランス語だそうですが、イメージでは、14世紀以降のイタリアに花開いた芸術。と、私は20代に見たウフィツィ美術館にあるボッティチェリの「春の比喩」のイメージが強烈で、実はずっとずっとあの感じを服にできないだろかと、考えていていました。

 

何度かトライをしてきたのだけれど、今までは、その決定打を出せてはいませんでした。

数年前のバレンチノに先をこされてしまったし。でも、同じものではなく、私のルネサンスの表現をと。

フィレンツェの街は街の眺めのすべてがルネサンスの雅な美しさに満ち溢れています。

その感じをオーガンジーで、総刺繍のお洋服に。

フィレンツェの館の天井のフレスコ画。これぞルネサンスデザインです。

そのイメージを着て歩くことのできるアートとして、

それでいて強い主張ではなくコーディネートのしやすい色調。

背中や腕の部分は上質なポンチ素材での伸び縮み自由。

もう少し秋が深まったらグレーのブーツや、ハイネックのセーターを合わせて着たいと思います。

グリーンのシリーズも素敵です。

もっと気温が下がったら、焦げ茶色のタイツでワンピースできるのも良さそうです。

コート風のデザインとワンピース。どっちも欲しい、どっちかに?

いいえ重ねて着たらもゴージャスでしょうね。これで秋のフィレンツェの街をあるきたいなあ。

 

お知らせ:今週末は、台風の影響で、花の出荷が抑えられているとか。台風が過ぎた後で少し気温が下がっているでしょうか?

台風一過の来週に予定している花植えワークショップ、

9月20日(水)に、お天気が悪くなければ植え込みを予定しています。

雨の場合は、翌日 21日(木)に順延します。

時間は、午後1時にスタート、後は、夕方5時頃までの時間にお茶を飲んだりくつろいだりと、庭の時間を楽しみたいと思っております。

もしも、ご参加いただけるようでしたら、お店に、ご一報いただけると幸いです。予約というほどのこともありませんが、

1〜2名様なら全然良いのですが、お店は10名様ていどしかおくつろぎいただけないほど狭いので。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年9月12日

お茶の時間の作り方

わが家の家具(ということは、ロンドンの家にあったもの)を、少しづつ、Shade 駒場の店へ。

コーヒーでも、紅茶でも、台湾茶でも!そんなお茶の時間を過ごしていただきたくて

また雨が降っていて、庭で咲く花には惨憺たる気候ですが、ガラスの窓の内側は快適です。

手頃な価格で使いやすいティーカップをと。ご用意したのが、こちらのシリーズ。

この初夏から咲いてきたShade の庭のヘリクリサム。テイオウカイザイクの花のドライ。

 

ひとつとして同じ花がないのがまた魅力です。

そんな東京都心で仕事をする気分にぴったりなのが、果樹の森のシャツのダークネイビーとパンツは、トリアセテートタックジョッパーパンツ(JP)です。

ダークトーンの服って、確かに心が落ち着きます。

制服をきた時のような安定感で、朝、何を着るか迷ったらネイビーの上下。

おすすめです。

気分によっては、首回りにストールで、少し華やぎを。

これからパンジー、ビオラの季節です。ベロアのストールが活躍しそうです。 

 

2017年9月10日

秋の花色を楽しむ季節

本格的なダリアの季節です。昨日の北海道、銀河庭園では、ダリアが、美しく咲き始めていました。Shade駒場には、皇帝ダリア、ガッツァリアが植えてあるのですが、まだ蕾が小さい状態。もう少し気温が下がると咲き始めるでしょうか。また、短日性なので日暮れが早くなると開花が始まります。

おとといのトークショウでは、秋の光の美しさについて、お話しましたが、こればかりは実際に太陽がでていないと。

曇りや雨なら、どうにもならず….。

 

そして、おとといの夕方も、昨日の夕方も、銀河庭園には、とても美しい光が差していました。

色彩を楽しむ着こなしも、秋ならではのカラーを選んで。

この秋は、ワインレッド、ボルドー色のパンツ、とてもおすすめです!

2017年9月8日

ありがとうございました!!!!!!!

9月8日、今日は、北海道恵庭市銀河庭園でトークショウがあり、昨日から北の大地におりますが、

昨日は、やまきダリア園さんを訪ねて来年向けの品種の選抜。

そこで、ダリア園の奥様に素敵なダリアをいただいて。

ワインレッドのパンツ。花とマッチング、秋は最高です。

この度の新作の色でもあります。

この夏からずっと咲いているジニア、ニコチアナたち。花って本当に素晴らしい力を秘めた力強い存在です。

 

色調、諧調が素晴らしいダリア….。

 

昨日も今日も、こちら北海道なのに結構汗ばむ暑さですが。

 

花を楽しむにはいい季節がスタート。そして…..

 

本日がShadeの柴ちゃんの 最終出勤日でした。

*

そこで、遠方のお客様より、メールやお電話、また、ご来店をしてくださったかたもあり、プレゼントやお花を贈っていただいたりと、嬉しいお気持ちを、たくさん、たっくさんいただきました。

 

本当に、ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

2017年9月7日

これからも、駒場Shade をよろしくお願いします

もう〜!お天気が悪く、雨が多いので背の高くなる宿根草、一年草がかわいそうなくらい倒れてしまい。昨日は、有志様にお手伝いいただき、倒れた草花をカットバック。初夏に70株ほど植えたコスモスも、ほぼ全滅に近いかもです。

 

コスモスは光と通気が超重要。今後はもっと雨に強い草花を選びます。

明日で、Shade勤務が最後だった柴ちゃんが、旧前田侯爵邸の敷地に入ったことがないと言うので、ランチに向かいました。旧前田侯爵邸正面入り口門は、Shade の裏庭からは眼と鼻の先。2〜3分で行けるのに、行ったことないの?ええぇ?と言うことで、まあもう長いこと改修工事中なのであまり積極的におすすめ!と言えなかった。現在洋館は改修工事中なのですが、和邸は無料公開しています。

10月28日から秋のイベントもあるそうで、秋は特にオススメ。期間限定でお茶(有料)もいただけるそうです。

で、その隣にそびえるミッドセンチュリーな建物。

こちらが日本近代文学館です。こちらの図書館でゆっくりすごす時間も素敵です。

入ってすぐのところにあるのは、BUNDAN CAFE のアウトドアエリア。ちょっとだけバラも咲いています。

館の中ほど突き当たり右側にカフェ。

こちらが、ブレックファーストから夕方まで軽いランチメニューが揃っています。

文学好きには堪らない本の宝の洞窟。

ランチの後に、ミルクコーヒーをいただきましたが、それぞれの飲み物に文豪の名前が付いています。

オススメはここの後に、民藝館へ。本当に良い時間が流れています。

芝ちゃんがお店にいるのは、明日8日まで。私は今日から北海道なので昨日はウルウルになってお店を出ましたが、またいつでも寄って欲しいです。

また多くの皆様から温かいご声援もありました。

「芝さん、退職されるのですね⁉︎
私もとても残念です…。

お店に行くと、とても暖かく迎えてくださり、
ちゃんと名前も覚えててくださっていて、
本当に大好きなスタッフさんだっただけに
残念でなりません(ToT)

しかし、お家の都合ですから仕方ありませんね。
今までShadeを支えて下さり、
お客様を大切にして下さり、
ありがとうございました。

今後、もし戻って来れる状況になったら
是非!戻って来て欲しいです。

お店のお休み、週休2日で全く問題ないと思います。
(勝手な私の意見ですが(^^;)
お店が開いてる日に行けば良いだけです!

微力ならがこれからもShade、応援しておりますので
吉谷さんの素敵なお洋服、楽しみにしています
\(^^)/」

ありがとうございますー!

また、9月20日前後のお天気のベターな日を選んで、秋のお花を植える計画なのですが、ご参加ウエルカム。日程はまた1週間の天気予報が出た時にお知らせしたいと思います。

頑張りまーす。